これからも給食は食べられる? ―「親子方式」、法令気付かず

こんばんは。
北村ななみです。

新聞で大きく取り上げられていたので、ご存知の方もおられると思います。
新宮市教育委員会が、7月8日(金)、記者会見を行いました。
内容は、「親子方式」※1 と言われる給食配送を行う際には、建築基準法における必要な申請を行い、県に許可をもらわなければならなったところを、許可を得ないまま、今まで運営してきてしまったとのこと。
(※1 調理場を持つ学校が、調理場を持たない学校の給食調理を行う方式のこと。)

私は、報道を見て、その事実を知りました。

何点か、この件について気になった箇所があったので、新宮市教育委員会に問い合わせました。


Q1.この件により、給食がストップする、ということはないのか?
A1.県には、給食の配送を止めることは避けられないかと相談している。
県と相談しながら、今後、申請に対する許可をもらっていきたいと考えている。
(県も、調理施設の使用禁止は指示していない ※紀南新聞記事中より)

Q2.申請の手続きは、報道にある通り、住民の許可を取ればそれでOKなのか?
A2.そのほかに、申請書を提出する必要がある。また、周辺環境に影響がない施設であるという証明も必要。
周辺住民の許可をもらうにも、1000件以上の住民に同意を求めなければならないと考えている。
今後は、県の審査会を経て、許可をもらうが、そのあとも防火シャッターを設置するなど、工事が必要になる。

Q3.今年の2月1日には、法律違反がわかっていたのに、公表が今になってしまったのはなぜか?
A3. この件について、どのように対応すべきか、方向性を探っていた。


新宮市において、法令違反が発覚したのは、昨年に続き2回目(1回目はこちら→【重要】まだまだあった!幼稚園の保育料関連で、議論しないといけないこと。)です。
こういった法令違反を厳しく見ていく必要はありますが、今回は、20年以上も前から起きてしまっていたことであり、当時の担当者も既におられません。
また、給食がストップしてしまえば、子どもに影響が出ることはもちろん、その間の昼食をどうするのか、ご家庭にも影響が出るのではないかと思います。

***

ミスというのは、人間が活動し、仕事を行う中で発生してしまうものですので、100%あり得ないとは言えません。
しかし、それを防ぐために人的チェックを行ったり、国・県からの通知といったアラートが用意されているのではないでしょうか。

起こったことに対し、生産的でない追及をすることは慎まねばなりませんが、今回の対応については改善が求められると思います。

今回、私が特に問題であろうと考えているのは、公表が遅くなってしまったことです。
これは、前回、保育料の条例改正ができていなかった時も同様のことが起こっていました。
2016年7月11日現在でも、市の公式サイトにこの件のお知らせは出されていません。

この件は、教育民生委員会の所管になります。
公の場で詳しく話がされるとすれば、教育民生員会の開催を待たねばなりません。

私は、残念ながら教育民生委員会に所属していません。
県からの許可をもらうまでには時間がかかると思いますが、その間、こういった事例に対し、情報を「公にするタイミング」について、市はどういう考え方を持っているのか、委員会以外でも聞いていきたいと考えています。

▼下記URLをクリックしていただくと、それぞれの記事にジャンプします。

https://docs.com/d/embed/D25193406-6095-4849-4560-000776983161%7eM7543ebcb-b36c-0b2c-ddc0-ce063aef8605

https://docs.com/d/embed/D25193406-6021-5393-7790-000271404082%7eM7543ebcb-b36c-0b2c-ddc0-ce063aef8605

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【メモ】投票所に行く前に。

こんにちは。
北村ななみです。

今日、7月10日(日)は、参議院選挙の投票日ですね。
期日前投票が過去最多を記録したというニュース(期日前投票が過去最多=8日時点で1319万人)を見たり、ネット上での賑わいを見渡すと、今回の選挙が今までよりもより注目度の高いものだということが実感されます。

最近読んだ、政治関係の参考になりそうな本を挙げておきます。


「池上彰の あした選挙へ行くまえに」 池上彰 2016/6/20

池上さんのは、さすが、わかりやすいです。
基本的な「参議院と衆議院」の違い、「選挙区の違い」など、押さえるべきポイントをしっかり押さえてあります。
「第7章 選挙はオモシロイ」では、普段、そこまで知られていない選挙や投票の制度について書いてあります。
他に、アメリカ大統領選のしくみも書いてあって、日米比較しながら読むと、今後控えているアメリカ大統領選挙もまた興味深く動向をみられるかもしれません。
「あした選挙に行くまえに」とは、タイムリーすぎるタイトルですが、読んで遅かった、ということはありませんのでご一読いただけたらと思います。


「日本に絶望している人のための政治入門」 三浦 瑠麗 2015/2/20

翻って、三浦さんの方は新書ですが内容としては結構堅いです。
著者は若手の国際政治学者であり、日本の政治の来し方をその頃の世界情勢、日本の情勢を踏まえてまず、解説するところから始めています。
こちらの本は、現在の、特に国政状況を理解するには私は大変役立ったと感じています。
アベノミクス、集団的自衛権というテーマについても紙幅を割き、丁寧に解説されています。
むやみに対立するのではなく、共感(コンパッション)をもって現状認識を行うという主張は観念的かもしれませんが、その現状認識をどう行うかについて、かなり現実的な指摘をされていると思います。

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さて、「権利の上に眠るな」とは、市川房枝が残した言葉です。
権利は、使わなければ、権利としての力を失い、いつかなくなってしまうかもしれない危ういものです。
なくなったときに、あとから「やっぱり、必要だった、欲しかった」と言っても取り返しがつかないかもしれないのです。

今は、一瞬で大きく社会を変える力は、「一票」にはないかもしれません。

けれども、だからといってその「一票」を使う権利を行使しなければ、その「一票」によって、少しずつ社会を変えていくこともできなくなるかもしれないのです。
ひとりひとりの一票に、力を貯めていくための歩みの始まりが、今という時期なのではないでしょうか。

投票することは、先人が勝ち取ってきた権利を次の世代にも使ってもらえるように、守っていくことでもあると思います。
自分たちの次の世代に、「借金を残さないこと、ツケを回さないこと」は、今を生きている人たちのある程度の共通理解が得られる言説です。
私は、そこに「投票ができること」を加えることは、十分価値があるものと思います。

「今を変える」ためだけではなく、より未来へと希望をつなぐため、つまり、将来世代の人たちにも、きちんと投票を行ってもらい、一定の政治的判断ができるような環境・リテラシーを整備していくことを担保することも、一票には含まれているように思います。
それが、大人の責任であり、次世代のことを考える、ということなのかもしれません。

何が言いたいかというと、よくよく考えたうえで、投票にぜひ行きましょう!
…ということです!

▼本以外に、読んだものなどを挙げておきます!
日本国憲法改正草案
→私がこれを何度か読み返して持ち得た一番初めの感想を言いますと、日本語としての格調高さが消え去っているというものです。
また、第9条以外に私が気になるのは、第24条、第47条、第66条第2項、第92条、第93条、第96条です。
巷間言われる第9条「安全保障」については、どういう意見を持つか、ぜひ先入観を持たずに読んでいただきたいと思います。

高校への出前授業で絶対につかわない2つの言葉。「投票はすぐできる」「一票で社会が変わる」(原田謙介) – 個人 – Yahoo!ニュース

ASK NIPPON 参議院選挙2016 | Yahoo!みんなの政治
→”ASK NIPPON 参議院選挙2016は、政党が参院選で掲げた公約や政策について、Twitterで何でも自由に直接質問できるオンラインイベントです。”(サイト説明文より)
こういうイベントがあったようです!
結果は今でも閲覧できますので、どんな質問に、政党代表者がどう答えていたかは一見の価値があると思います。