3月の諸報告と、議員生活2年目を迎えて。

こんにちは。
北村ななみです。

さて、3月定例会では、一度ブログでご報告した「特別職の期末手当を上げるかどうか」という議案について、まずは委員会での賛否が本会議で否決され、特別職の期末手当は「アップする」という結果に終わっていたことを、まずご報告せねばなりません。
詳細は、こちらのニュースレターにありますが、ぜひご覧いただけたらと思います。
ニュースレターvol.4オモテ
ニュースレターvol.4ウラ

それから、一般質問。
こちらは、私が質問時に使用した原稿を載せておきます。
一般質問草稿
いつも、こういった原稿をまず書いて、それをもとに質問します。

この原稿、当局には見せておりません。
完成がギリギリ、ということもありますが、原稿をすべて見せてしまうと、一般質問の意味がなくなってしまうと考えているからです。

新宮市の一般質問は、一問一答式(一回質問して、その質問にすぐ当局が答える)の上、回数制限もありません。
当局の回答時間の制限もありません。

実は、こういうスタイルを取っている議会は、やり方として先進的だそうです。
一問一答形式ではなく、聞きたいことを全部まとめて聞いて、まとめて回答をもらう、という形式のところもありますし、質問回数に制限をかけているところもあります。(質問回数に制限をかけると、例えば聞きたいことに対して3回までしか質問することができず、議論が深まらない恐れもあります)

新宮市は、そういう制限が全くないので、気になった問題はどこまででも追及することができます。
その辺は、議員の腕やカラーによってどこまで追及するか変わってきますが…。

今回、私が質問したテーマは大きく分けて
 1)文化複合施設について と、
 2)幼稚園のこれからについて
の2つ。

特に熊野学センターについては、今の時点でしっかり質問して重要性やその意義について認識を改めておいていただかなければ、本当に単なる「ハコモノ」づくりで終わってしまう危険性が高いと思っています。
文化複合施設については、4月に入って、また新たな展開を迎えているように思いますので、4月20日にその遺構を見学に行ったことも踏まえ、改めて書きます。

幼稚園についても、もっと時間をかけたかったですが、そこは反省として、次回に力を入れたいと思います。

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平成28年度の予算を考える3月議会でしたが、同会派の並河議員と北村で、計4つの修正案を提出し、いずれも否決。
「否決されるものを出す必要があるのか」という厳しい問いかけをもらう結果となったことに反省はありますが、「反対のための反対」をしているつもりではありません。

「もっと別の使い方ができるのではないか。『選択と集中』の基準が、違っているのではないか」、という問いなおしを私はしているつもりです。

予算を修正、否決することは、市長の不信任だとも言われますが、「不信任」は「不信任決議案」を提出しなければ成り立ちません。

不信任とは、「重大な行政上の問題について、その責任を追及する手段として、あるいは、その行政執行能力からみて、市町村行政を任せることができない、市町村長を信任することができない」という判断をすることです。
そして、「不信任決議案」とは、「議会として首長を不信任(=任せられない)と判断し、それを議決すること」です。
これは、地方自治法第178条第3項に定められています。

予算案を修正、否決することと、「不信任決議」をすることとは別物なのです。

修正、否決をしたから市長のやり方になんでもかんでも反対、という立場ではありませんし、そういった議論を行うべきではないと思います。

「もっとこういうやり方をした方が、市にとってベターである」という提案をもって、市と議論を重ねられるよう、2年目もしっかり勉強し、議会での提案につなげていきます。