こんばんは。
北村ななみです。
3か月に1度発行している私の活動報告が1週間ほど前に完成し、ただいま配布しております。
私もポスティングしておりますが、たま~に「北村さんですか?」と声をかけていただけたりするので、とてもありがたく思っています。
さて、書いておかねば!と思っていた「新宮市まち・ひと・しごと創生総合戦略」について。
でも、そもそも、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」って何なのでしょうか?
これをテーマに書きたいことが多々ありますので、
①そもそも総合戦略って何なの?
②「結婚・出産・子育ての希望を叶える」ってどんなまちづくり?(働き方と、結婚、出産についての考え方)
③子どもは「まち」に対して何を考えているのか?
という3つのテーマを軸にそれぞれ書いていきたいと思います。
まず、本日は①、そもそも「総合戦略って何なの?」ということを見てみたいと思います。
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平成26年11月28日、国は「まち・ひと・しごと創生法」という新たな法律を公布、施行しました。
この法律の目的は、その第1条にも定められている通り、「少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、まち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施する」ものです。(まち・ひと・しごと創生法の概要から抜粋。)
人口減少に対応し、日本の地域それぞれが、住みよい地域をつくって暮らしていけるようにしよう、というのがこの法律の主旨ですね。
そして、そんな法律が作られて、地方自治体はどんな関係があるの?と思いますが、この創生法の第10条に「市町村は、『市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略』を定めるよう努めなければならない」ことが書かれています。
これは努力義務ですので、必ずしも作らなければならないものではありませんが、この戦略を策定すると国も予算をつけてくれる可能性があります。
予算獲得…という目的だけではないでしょうが、新宮市でも、この「総合戦略」を策定することを決め、そのために市長をトップとした「新宮市まち・ひと・しごと創生本部」を設置しました。
また、広く住民や、産業、教育、金融、といった分野の関係者からの意見を集めるため「新宮市まち・ひと・しごと創生推進会議」も設置し、夏頃から様々な意見を集約してきたところです。
私がいつも傍聴しに行っているのは、「新宮市まち・ひと・しごと創生推進会議」でして、こちらは、5回目で終了予定でしたが、委員の方々から「自分たちの意見がきちんと反映されていない」といった意見が出され、7回目まで会議が延長されることになっております。
ちなみに、議会でも「議員説明会」という議員全員に対して事業内容を説明する機会が12月にも一度設けられましたが、議会への”報告”のような形で終わってしまい、議員の意見はほとんど反映されない、という形になっていました。
こういった背景があるからかどうかはわかりませんが、2月8日(月)9:00~春日隣保館で再度「まち・ひと・しごと創生総合戦略」についての議員説明会があります。
特に傍聴は禁止されていないので、足を運んでいただける方は、ぜひ覗きにいらしてください。
…さて、少し話がそれましたが、少子化と過疎化が加速する事態を重く見た国が「まち・ひと・しごと創生法」を制定し、この法律に伴って、自治体もそれぞれに「創生総合戦略」を策定する必要性が出てきたことを背景に、何度も話し合いが行われてきたわけですが、傍聴を行い、総合戦略を読む中で、思うところもありますので、それを次回以降は書きたいと思います。
次回は、「②「結婚・出産・子育ての希望を叶える」ってどんなまちづくり?」について書く予定です。